Webサイトの制作会社は、受注した案件をフリーランスのWebデザイナーに発注することがあります。私自身もそういった経験があるのですが、その課程の中でクライアントの抱いているイメージや要望が、制作会社の解釈により少しずつクライアントの意図しないものへと変化してしまっているような違和感を覚えることがあります。フリーランスのWebデザイナーに制作を依頼する最大の利点は、クライアントとWebデザイナーが直接やりとりできることだと思っています。クライアントのご要望をダイレクトに受け取ることができ、ご要望に対するメリット・デメリットやアイディアを制作する立場からご提案することができますので、コストパフォーマンスやクオリティの高いWebサイトをスピーディに制作することが可能です。
私は、Webサイトは商業デザインであり、クライアントがWebサイトを作る目的は数ある販売促進のための手段のひとつだと考えています。アート性の高いWebサイトはとても魅力的で心躍るものがありますが、クライアントに利益をもたらすものでなければ、ただの自己満足の産物であると考えております。私の制作するWebサイトはシンプルなデザインのものが多いのですが、これは、クライアントが訴求したいことを熟知した上で、コンテンツを複雑にせず分かりやすくかつ直感的に訴求できる、本来の目的を見失わないWebサイトを制作するということを大切にしているためです。
斬新なアイデアや良いデザインのWebサイトができたとしても、訴求したいサービスがエンドユーザーに理解されなければ意味をなしません。エンドユーザーが求めているものは、Webサイトの分かりやすさやサービスのメリットや必然性をスムーズに訴求することだと考えています。エンドユーザーにサービスを訴求する際、視覚効果の高い写真やイラスト、動画などのコンテンツを優先にしてしまいがちです。もちろん視覚的効果も大切ですが、私はWebサイトを制作する際、人に優しく伝わりやすい言葉を綴ることを重視しています。これは、たった一言の言葉でも人の心を動かすことができると思っているからであり、クライアントの持つ情熱や想いを伝えるための「こころのこもった言葉」を大切にしています。
2022.08.31 IT転職エージェント比較ナビの「webデザインスクールおすすめ10選を徹底比較」で監修者としてコメントを載せて頂きました。
2017.02.07 この度、個人事業から「株式会社mokke(モッケ)」として、新たにスタートする運びとなりましたのでご案内申し上げます。
服飾業界で販売職として従事後、ウェブデザイナーへ。
実直にクライアントと向き合い、人にどう映るかを大切にしながら制作に携わっています。